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ばかなるのあるテーブル。
男「もうすぐ終電だから帰らなきゃ」
女「奥さんのところに…帰っちゃうの?…」
男「…そんなこと言うなよ…今日は帰らないと。。」
女「お願い…今夜だけ!」
男「いや、さすがに今日は……。あ、急がないと」
女 ーー少しだけ笑う、ーースマホで何かを操作する。
ばかなる店員「あれ今?外ですごい音してない?」
外へ確認しに行く
ばかなる店員「吹上…?交差点…?事故?…まさか!テロ!?」
女「ーー終電、なくなっちゃったね」 end
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ばかなるはその日満席だった。
ある4人客のテーブル
1人の女だけ酔いに任せて感情が昂ぶっている
女「もうイヤ!!首吊りでも飛び降りでもなんでもしてやる〜〜!!」
その声は他の客の耳にも届いた
トイレに閉じ籠る女
残された連れの3人も複雑な表情
ばかなる店員「首吊りはともかく、トイレの飛び降り自殺ってどうやるんですかね?」
(ノンフィクション)
ムスカ大佐登場
3分間、クッキングで待ってやる!
今日は紅の豚でメインを作ろうと思う。
マルコが捕まらなければ、千尋のパパでもかまわない!
本日のメインディッシュ
巨神兵で7日焼いた
「ディ・ポルコ・グリリア」
一寸法師&親指姫の世界一小さなロマンスエンド
親指姫「一寸法師さんの一寸法師は、どうしてそんなに大きいの?」
一寸法師「それはお前を食べるためだよ!さあ子豚ちゃん!今から僕の女将が君の家に侵入するよ!」
親指姫「まぁふしぎ!一寸法師さんの一寸法師がうちでの小槌も無いのにどんどん大きくかちかち山に!」
こうしてふたりはその夜・・・夜ふかし夜ふかし。。。
当店ばかなるでもたのしい夜を。。。
『変わらない信号機』
女は待っていた。
傾けたグラスの底を見つめながら、前に座る男が口を開くのを。
男は待っていた。
横目にその髪を覗きながら、前に座る女と目が合うのを。
女 ー もしも、一緒に過ごそうと言われたら、私の信号は青に変わるのに
男 ー もしも、君の信号が青だとわかれば、すぐにでも君を誘うのに
その信号は黄色のままで、男と女は平行線を辿り続ける。
みなみ津姉 作家/演出家/女優
病室。お見舞い。
女「ワタシ、多分死ぬからさぁ、
でさぁ、お盆くらいにさぁ、飲みに行くよー、
そしたらさぁ、幽霊信じるでしょー?」
男「ボク、思い込みでそうゆうの見えちゃうタイプだからなぁ。。
やっぱ信じないなぁ」
女「まぁ、そうゆうのいいからさぁ、死んだら行くよ」
男「うん…どちらにしろ、じゃあ次はばかなるで」
女「うん、わかった、じゃあ。。」
男「じゃあ。。」
そして彼女は亡くなる。
ばかなるに来ることなく。
幽霊を証明することなく。
もしかしたら
彼女は来てくれてるのかもしれないけど。
彼女のことが視えてないだけなのか
思い込んでないから彼女が視えないのか
お盆時期に思い出す話
(ノンフィクション)